知ってる? お地蔵さんの正式名称は「地蔵菩薩」です。



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私たちが一般的にお地蔵さんと読んでいる石仏は、実は「地蔵菩薩」というのが正式名称です。「菩薩」と名がつくことからわかる通り、古くから、仏教の信仰対象の一尊でした。

 

 

<お地蔵さんのもたらす「救い」>

お地蔵さんは、仏教の言語、すなわちサンスクリット語では、「クシティ・ガルバ」とも言われます。
 
「クシティ」とは「大地」という意味で、「ガルバ」とは「子宮」あるいは「胎内」という意味です。
 
それを日本語に意訳したのが、「地蔵」というわけですね。各地のお地蔵さんに「安産」のご利益があるとされるのが多いのも、語源に沿ったものなのです。

 

あるいは、「妙憧」「無辺心」とも訳されることがあるようです。いずれの訳も、つまるところは俗世に苦悩しながら生きる人々を大きな慈しみの心でもって包み込み、救済するというところから命名されたものと思われます。

 

日本では「道祖神」としての姿がよく知られていますが、お寺に設置されてもいて、その場合でも「子どもの守り神」とされていることが多く、お供え物として子どもが喜びそうなお菓子が供えられたりしていますね。

私たちが親しみを込めて「お地蔵さん」「お地蔵様」と呼んでいるものの正体は、実はその語源から解き明かしていくと、実にそのような存在なのです。

 

 

<地蔵菩薩は地獄の責め苦から人々を守る>

浄土信仰が広く普及した平安時代以降、日本ではお地蔵様に対して、地獄への責め苦から救済から庶民を守るものと認識されるようになりました。
 
すなわち、非常に苦しく貧しい生活の中で、庶民は、極楽浄土に行くために、お地蔵様に対して深い祈りを捧げたのです。

 

各地に点在するお地蔵さんの、その姿としては出家僧のような風貌をしていることが多いですが、とりわけ子どもの守護神ともされるゆえ、小僧姿も少なくありません。賽の河原の責め苦から子どもたちを守る、という言い伝えもあります。

 

そこから、水子霊を成仏させるものとの信仰も生まれ、道祖神とも習合して、現在のように路傍に数多くのお地蔵さんが設置されるまでになったと言われています。


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