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中高年の町とも言われる巣鴨ですが、下町の良い雰囲気が流れる、なかなか面白いスポットでもあります。今度の休みにちょっと足をのばすなら、ぜひ、「とげぬき地蔵」にお参りしていってください。
全国的にも有名なお地蔵さんですが、都内在住の方でも、実際にお参りしたという人は少ないのではないでしょうか。
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<巣鴨の「とげぬき地蔵」は病を癒す>
とげぬき地蔵には、病を治したり、寿命を伸ばしたりするというご利益があると言われています。
少子高齢化の世で、中高年の里である巣鴨にそういうお地蔵さんがあるのは、なんとも象徴的ですね――。まさかお地蔵さんが中高年を集めているわけもないでしょうが。
曹洞宗の本尊「とげぬき地蔵」には、ちょっと古い歴史があります。江戸の昔、とある武士が病に臥せった妻のために、とげぬき地蔵にひたすら祈りを捧げていたそうです。
そんな日々、ある夜、彼の夢の中に僧侶が現れ、「お地蔵様の姿を描いた紙を一万枚川に流しなさい」と言いました。これを神の啓示と思って忠実に実行すると、武士の妻の病はすっかりと治ったそうな。
ただ、とげぬき地蔵は秘仏です。一般的には姿を見ることができません。しかし地蔵の姿が描かれた御影があるので、それを病気の患部に貼ると、病気が治ると言われています。
ちなみに、とげぬき地蔵が祀られている高岩寺を出ると、いわゆる「地蔵商店街」が続いていて、有名な塩大福などのお菓子が販売され、賑わいを見せています。
お寺で気持ちを鎮めたら、今度は逆にモリモリ食べて、気分が良ければお酒でも飲んで、身体に力をつけるのもいいでしょう。やはり外せないのは、名物・塩大福。絶妙な甘辛さが堪りません。
「最近、どうにも体調がすぐれないな…」
そんな方は、ぜひ、とげぬき地蔵のご利益を貰いに、巣鴨までレッツゴーです。都心でここまで有名なお地蔵さんというのも、とげぬき地蔵くらいではないでしょうか?
近くにお住いの方は、毎日とは言わずとも、月に一度はお参りして、長寿を祈りたいものです。