お地蔵さんは「お釈迦様のピンチヒッター」!?



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仏教の言い伝えによると、この信仰の大存在であるお釈迦様が亡くなって、56億7000年後に弥勒菩薩様が誕生すると言われています。彼(と言っていいのかわかりませんが、とにかく弥勒菩薩様)が、お釈迦様の正式な跡継ぎというわけです。

しかし、そのような救いの存在が不在している今、何が我々苦悩する庶民を救ってくれているのか――誰もいない、なんてことはありません。お地蔵さんが、いわばピンチヒッター的に、我々を救ってくれているのです。

 

<弥勒菩薩様が現れる遥か未来まで――>

お釈迦様はすでに、現世にはおられません(とする考え方が一般的です)。すなわち私たちは今弥勒菩薩様が現れるまでの、「神の不在の期間」を生きていることになります。

弥勒菩薩という跡継ぎは決まっているわけですが、彼はまだ誕生していないという状態ですね。

 

その56億7000年の空白を埋めるのが、お地蔵さんです。我々はどうにも気安くお地蔵さんと呼んでしまいがちですが、正式名称は、「地蔵菩薩」。立派な救いの存在で、弥勒菩薩様が現れるまで、ひとまずは(というにはずいぶん長い期間ですが)庶民の苦悩に満ちた生活を見守っていてくれています。

街のあちこちに、あるいはちょっとした道端なんかにお地蔵さんがいるというのは、こういった言い伝えから来ているみたいですね。そのような気持ちでお地蔵さんを見ると、ちょっと信心も湧いてきそうなものです。

「え? お地蔵さんって、水子霊を成仏させるためのものじゃないの?」

そんな風に思っている方も多いかもしれません。確かにそのような言い伝えもあります。賽の河原で責め苦に遭う子どもたちを優しく見守り、成仏まで導くのが、他ならぬお地蔵さんであるとも言われています。

ただ、それも地蔵信仰の1つのかたちでしかありません。仏教発祥の地インドでは、お地蔵さんには他にも無病息災や家内安全などの様々なご利益があると言われており、言わばなんともありがたい、万能型の信仰対象というわけです。


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