お地蔵さんの「赤いよだれかけ」の意味って?



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みなさんがイメージするお地蔵さんは、赤い前掛けをしている石仏かもしれません。

実際に見たことはなくても、有名な昔話の「笠地蔵」の印象で、思い浮かべるお地蔵さんと言えば赤い前掛けをした姿のはずです。ところで、この前掛けの意味をご存知でしょうか?

 

<2つの説がある「赤い前掛け」>

お地蔵さんは正式名称を「地蔵菩薩」と言い、数ある菩薩の一つに数えられています。

お釈迦様の亡き後、弥勒菩薩が誕生するまでのピンチヒッターとしてこの世を救うのが、お地蔵さんと考えられているようです。また水子供養を祈る存在としても知られています。

 

そのお地蔵さんが、なぜ赤い前掛けをしているか――これには2つの由来があるとされます。

まず1つは、赤い前掛けが、人間の煩悩を表しているというものです。昔の人は自らの煩悩を赤という刺激色の前掛けに喩え、それをお地蔵さんに託すことで、雑念から解き放たれようとしたわけです。

この前掛けの色が雨風で褪色していくと、それは煩悩もだんだんと薄まっていった結果なのだと、昔の人は考えたと言います。

 

2つ目の意味は、やはり、水子や赤ん坊の供養を祈願する意味です。

「赤」とは、赤ちゃんや赤ん坊のことを指し、あるいは生命の起源たる太陽を表すとも言われます。冥界への道の途中、子どもが迷ってしまわないために、その目印としてのお地蔵さんは赤い前掛けをしているという説もあるようです。

 

寒くなると赤い帽子や頭巾を被せたりするのも、上に挙げた2つの理由から来ているようです。

俗世のしがらみからの解放を願う「赤」、子どもの成仏を願う「赤」。何もお地蔵さんのお洒落というわけではもちろんなく、そこには庶民の切実な思いが込められています。

 

もし今度、路傍でお地蔵さんを見つけることがあれば、赤い前掛けをかけてあげるのもいいでしょう。

そこにあなたがどのような思いを込めるかは、気持ち次第です。ちなみに赤い前掛けはなかなか普通のお店では見当たりませんが、アマゾンなどで売られています。


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