お地蔵さんの「装飾品」~各所で個性的な装いがある?



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お地蔵さんといえば、みなさんが思い浮かべるのは、だいたい次の通りのものではないでしょうか? ――赤い前掛けをしたお坊さんで、袈裟をまとっている。そんな感じですよね。

あるいは、もっと立派なお寺に安置されたお地蔵さんは、錫杖を持っていることもありますね。水子霊を鎮めるお地蔵さんはお坊さんでなく、小僧姿をしていたりもします。

 

<各地のお地蔵さんの装飾はそれぞれ>

お地蔵さんは全国各地の路傍、そしてお寺などに安置されていますが、すべてが共通した姿というわけでもありません。それぞれ似通いながらも、また個性的な姿をしています。

 

そのルーツから考えると、それも必然かもしれません。仏教、そして地蔵信仰はもともとインドから伝来したものです。

衆生に普及していったのは平安時代のことですから、それから現代にいたるまで、久遠の時が流れています。その中で土地を超え時を超え、庶民がお地蔵さんに託した思いは違うでしょう。必然、その姿も異なったものとなるはずです。

 

いわば「伝言ゲーム」みたいなものです。もともとは「こうあるべき」とされていたお地蔵さんの形もあったのかもしれませんが、伝承される中で時代の空気を吸いながら、それは少しずつ変わった形になっていったのでしょう。

実際、お地蔵さんのご利益自体、実にご都合主義的な部分もあるというべきか、各所でいいように解釈されていたりします…。

一般的にお地蔵さんの姿といえば、剃髪した僧侶の姿で、袈裟をまとっています。装身具については、身につけていないのが基本ですが、「瓔珞(ネックレスのようなもの)」程度で飾られたものもあります。

あるいは左手に「如意宝珠」を、そして右手に「錫杖」を持つかたちもありますね。髪を高く結い上げたお地蔵さんの姿もあり、実に様々なのです。

 

みなさんのイメージするお地蔵さんの「基本形」と、実際にお寺や路傍で見かけるお地蔵さんとの違いに注目して見て回るというのも一興かもしれません。


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