お地蔵さんが設置される目的とは? 事故現場などにも…



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もともと、お地蔵さんというのは、平安時代に生まれた石仏です。苦しみに満ちた生活を送る私たちですが、せめて死後は極楽にいかせてもらえるようにと、各地に設置されました。

しかし、今ではその意味が敷衍されて、様々な目的で新しく作られたりしています。

 

<水子霊を成仏させるお地蔵さん>

これは古くからの言い伝えにもあるのですが、お地蔵さんは、水子霊や生まれて間もなく亡くなってしまった子どもたちを成仏させるために設置されたものでもあります。

賽の河原で鬼の責め苦に苦しむ子どもたちを、お地蔵さんは、傍らで見守り続けているのです。

全国各地に点在する路傍のお地蔵さんも、かつてその近くで亡くなった子どものために造られたものであることも多いようです。

何はなくとも手を合わせて、その魂がいずれ鎮まるように、私たちも信心を持ちたいですね。

 

<事故現場などにも設置されるお地蔵さん>

その他、ちょっとしたいわくつきの場所にもお地蔵さんが設置されることがあります。

たとえば、事故が多発する山道などには、その近くにお地蔵さんが設置されたりします。そうすることで、少しでもその場所が大きな存在に護られるように、との意味があるのでしょう。

 

あるいは、古くから霊場と言われる場所にも、お地蔵さんがいたりしますね。

その場所のしがらみを祓うためのお地蔵さんというのは結構多くて、たとえば、かつて処刑場があった場所に石仏が祀られていたりもします。

 

有名な「首切地蔵」というのもその1つです。罪人とは言え惨たらしい死を遂げた彼らの魂が安まるよう、お地蔵さんが作られています。地蔵信仰そのものの意味からは少し離れていますが、敷衍の範囲内でしょう。

おそらく、路傍のお地蔵さんに目を留めて、特に深い意味はなくとも手を合わせるという行為を心がけているのは、ごく少数の人だけではないかと思われます。

しかし、すべての過去の上に今があると考えれば、私たちも水子霊やその他の霊、仏様と無関係ではないのかもしれません。今度、もしあなたがどこかでお地蔵さんを見つけることがあれば――。


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